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企業の労働者と保険に関するスペシャリスト 社会保険労務士

社会保険労務士とは

社会保険労務士は、労働・社会保険の問題の専門家として、略称として「社労士」や「労務士」とも呼ばれ、主な仕事としては

  • 労働保険・社会保険諸法令に基づいて、行政機関に提出する提出書類や申請書等を依頼者に代わって作成
  • 個別労働関係紛争の解決手続(調停、あっせん等)の代理
  • 企業経営上の労務管理や社会保険、国民年金、厚生年金保険についての相談・指導

これらを職業とする為の国家資格であり、弁護士・弁理士などと並んで八士業の一つです。
(他は司法書士・税理士・行政書士・土地家屋調査士・海事代理士)

具体的な業務の内容は、全国社会保険労務士連合会のホームページに紹介されていますので
参考にしていただければと思います。(参考 : 社労士とは/全国社会保険労務士連合会)

この社会保険労務士は雇用者の労働に関する問題や社会保険、厚生年金などを取り扱う為、今後益々需要が増える職種の一つと考えられており、その資格試験は毎年数万人以上が受験を申し込んでいます。(合格率は10%程度 4000~5000人の社労士が毎年誕生しています)
資格試験では労働法をはじめ雇用保険や厚生年金、労務管理など労働や保険に関する知識を求められるため、かなりの事前学習必要な難関資格です。
20代から40代、50代まで幅広い年代の受験が多く、特に中高年のサラリーマンで、人事や総務など長年携わった方が、独立起業などを念頭に資格取得を目指しているケースが増えてきています。
受験内容が多岐に渡るため、試験に向けての勉強は独学よりも専門のスクールに通い受験専門家のレクチャーを受け学ぶ人が多いようです。
社会保険労務士資格取得の最短ルート、受験資格などの詳細に関しては「Blush Up学び 社会保険労務士になるには」を参考にはしてください。

社会保険労務士

社労士になる、ではなく、企業のお手伝いをすると言う気持ち

年収1000万を越える社労士、複数企業と契約し事務所を構える社労士がいる一方で、独立したものの上手くいかない話もかなり多いようです。
このサイトで紹介している他の資格同様、「資格を持てば食える。何とかなる」と言う安易な気持ちで取り組んでいる方が多いからかもしれません。
中小企業診断士も同様ですが、ビジネスの相手は企業です。
士業としての専門家ぶるスタンスでは、なかなかうまくいきません。
特にクライアントとなる中小企業の経営者は、年上の方、若い方と年齢も様々で相談内容も社会保険関係以外にも多岐に渡ります。
全国社会保険労務士連合会のホームページにもうたわれているように、「支えます! 職場の安心 企業の未来」と言う考え方、つまり「支える、お手伝いする」と言うスタンスで無ければ相談さえも来ないでしょう。
その上社会保険、労務管理以外にも、人材や雇用に関する相談に乗れるだけのスキル、経営コンサル的な側面も必要になってきます。
ですから「資格を取って社労士になる」ではなく「社労士として経営に役立つ相談相手になる」と言う気持ちで取り組むことが重要です。
もちろん、そのためには同時に、相手の課題を引き出す営業スキルやコミニュケーション力が必要なのは言うまでもありません。

まずは、企業に勤めながら資格を取り実務経験を積むこと。
そして営業提案に関するスキルを同時に学ぶことから始めるのが成功のポイントです。

おススメしたいスキル・資格

社会保険労務士

受験資格については、社会保険労務士試験オフィシャルサイトにも規定がのっていますので確認して下さい。(社会保険労務士試験オフィシャルサイト)
講座の利用によって最短5ヶ月~6ヶ月の勉強で試験に挑戦できますが平均すると1年ぐらいのようです。
各々の講座には、目安となる学習期間を定めてありますので、その点も講座選びの基準になります。
晴れて国家試験に合格した場合、社会保険労務士名簿に登録するには、実務経験が2年以上または事務指定講習の修了が必要で、実務経験は、資格取得の前と後いずれの経験でもカウントできます。
実務経験とは、「雇用保険・健康保険・厚生年金保険の被保険者資格取得届・喪失届に関する事務」や「健康保険・厚生年金保険の被保険者報酬月額算定基礎届・月額変更届に関する事務」など、「労働社会保険諸法令県警事務に従事した期間」がそれに当たります。
受験やスクールに関する詳細は「Blush Up学び 社会保険労務士になるには」をご覧ください。

スキル・資格名社会保険労務士
学習形態スクール通学が多い
期間最短8か月~ 12か月位が平均
費用相場200,000~300,000円程度

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■企業の労働者と保険に関するスペシャリスト 社会保険労務士