新しい記事のお知らせ

マンション需要、老朽化問題と共に、求められる『マンション管理士』の役割り

高層マンション住人の増加、マンション老朽化、住人の高齢化など様々な課題をコンサルティング

マンション管理士。あまり聞きなりない資格ですが、マンションに関する幅広い知識を持った、マンション管理のスペシャリストとしての国家資格です。
言葉のイメージからマンション管理人と混同されることもありますが、不動産管理会社に勤める専門家です。
コロナ禍により、一旦は大きく落ち込んだマンション販売ですが、新築・中古マンションの
いずれについても取引される戸数は2020年秋口ごろから戻してきており、市場とマンション管理士の需要は安定しています。

マンション管理士の主な業務内容は
・マンション管理組合の運営や相談
・住民との権利関係調整
・大規模修繕の計画立案
などがあり、
分譲マンションで定期的に行われる総会(住民会議のようなもの)などに、第三者の立場で参加し、マンションの管理組合に対しさまざまなアドバイスやサポートを行うのが仕事です。

現在マンション業界では、新築だけでなく、都市部で築年数の古いマンションが増加し、老朽マンションの問題が多く囁かれています。
大規模修繕の問題、また住民の高齢化など課題が様々出て来ています。
それらを住民と共にどうやって解決していくか。さらにゴミ問題、セキュリティを始めとする住民が抱えているトラブルや問題を把握し解決していくコンサルタント的な要素を強く求められる仕事です。

まさにマンション住民の不安のない暮らしを実現するための社会的に意義のある仕事、資格だと言えます。

マンション管理士資格について

マンション管理士試験の受験者数は12,000~15,000人程度ですが、合格率は7~9%で低く難関資格のひとつです。。
同じ住宅関係の資格で有名な「宅建」と比べても、狭き門です。
(宅建に関しては■安定した人気 宅地建物取引士(宅建)を参照ください)
そして受験者の約半分が40代以上、しかも90%が男性と、中高年の男性に人気の資格です。

受験資格は、年齢、性別、学歴、国籍等一切を問いません。誰でも受験することができます。
マンション管理士の資格は国土交通省管轄で、資格試験に合格したら指定登録機関である(公財)マンション管理センターに登録する必要があります。
参考■公益財団法人マンション管理センター

試験については、公益財団法人マンション管理センターの試験ページに詳細が乗っています。
マンション管理士試験について(公益財団法人マンション管理センター)

受験の為の勉強については、通信講座、通学講座両方あるので、自分の都合に合わせて選択できます。
マンション管理士の資格取得について(Blush Up学び)

マンション管理士は、人生100年時代にあって、「定年後」と言う表現が無くなっていく中、自分の長年の人生経験を活かせヤリガイある仕事ができる資格の一つではないでしょうか。

【関連資格】
マンション供給、需要が続き、常に求められる管理業務主任者