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キャリアオーナーシップとは

キャリアオーナーシップとは

働く人にとってキャリアとはいったい誰のものなのでしょうか。
もちろん自分自身で体験し、学び、築いてきたものだから「自分のものだ」と考える方は多いと思います。
しかしながら、学校を出て会社に入り長年同じ会社で働くと、知らず知らずのうちに会社から与えられるキャリアを自分のものだと勘違いしがちです。
昇進昇格、部門移動、業務の兼務、転勤などを考えると、果たしてそれは全てが自分で構築してきたキャリアであると言えるのでしょうか。
定年が働くことのゴールである時代は終わり、今や個人の仕事年数が企業の存続年数を越えると言う逆転現象が起き、生涯現役を求められる社会になっています。
「人生100年時代」と言う言葉をどこか他人事に考えている方も多いでしょう。

画像はイメージです。写真提供PIXTA

しかし間違いなくその時代はやってきますし、現に突入しています。
大手企業で早期退職者向けやセカンドキャリア研修が頻繁に行われ始めているのは、体のいい人員整理、リストラではなく、個々人の長い人生を考えた上での「新しい企業と個人の関係」の表れでもあります。

キャリアオーナーシップとは、「自分のキャリアは自分のものであることを自覚し、自らどうしたいのか、どうなりたいのか、どうあるべきなのかを考え、納得のいく仕事、働き方を続けていくために、行動していこう」と言う当事者意識を強く持つことです

これからはキャリアオーナーシップを抱き、自らの仕事人生の設計と、その為に必要な能力やスキルを取得するための学びを実践し、今までの自分の強みと合わせながら次のステップへと進んでいくことが求められているのです。

※「キャリアオーナーシップ」と言う言葉は英語には無く造語です。欧米では近しい表現に「take ownership of your career」と言う言い方がありますが、社会人だけでなく子供のころから家庭や学校で学んでいくものであり、その文化が働き方、生き方に反映されています。

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