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学んでおきたいスキル・資格⑶ 経営数字(簿記)

期待に応えるために

「企業は人なり」とよく言われている一方で、「会社は数字が全て」と言う表現もあります。
いくら優秀な人材を集めたとしても、赤字では会社は成り立ちません。
毎年の春先に発表される上場企業、大手企業の決算を見ても、減益なら業態改革、赤字なら事業縮小、撤退やリストラなどが併せて発表されます。
言うまでもなく「経営は数字、結果が全て」という事でしょう。
会社組織に限らず、事業部門、チームと言ったプロットを経営、マネジメントしていく上で数字は必ずついてきます。
大手企業から中小企業に転職する人に一番多く期待されるのが、経営層としての事業への参加や部門の経営などです。その際、会社の会計や財務などの数字に関する知識をある程度有していないと話になりませんし、自ら事業を進めていく上では、経営の数字を把握する力は必要なのです。(参照 : 中高年の再就職を難しくしている大企業病Part.4)

会社会計の数字の把握 簿記の重要性

「簿記、会計」と聞くと経理部門の役割、経理担当の資格のように捉えられがちですが、
今や簿記や会計の基本的な知識は、企業活動や経営を理解するために、経理部門のみならず、業種・職種を問わず全てのビジネスマンに必要とされています。
「資産、負債、純資産、費用、収益」と言う五大要素についてその概要を理解し、特に財務諸表、PL(損益計算書)、BS(貸借対照表)などを把握することで、その会社の経営状態、財政状態をつかむことができます。
自ら部門を経営する際、現状の会社の経営状況を把握することで次の事業計画や戦術、人・物・金のマネジメントに間違いなく役立つでしょう。
また業種によって、利益率や社員一人当たりの生産性などの考え方が違っていたり、原価や資産の処理項目が異なる場合があり、最低限の知識があるだけで理解も早くなります。

今現在、部門や課のマネジメントに携わっている方で、事業や売上の管理で、PL(損益計算書)の項目に近しい表(月次や年間)を活用している方もいらっしゃると思いますが、年度の事業計画を推進管理していく上で、数字を読み解く力が如何に大事か理解できると思います。
また日商簿記3級レベルの知識があれば、中高年サラリーマンが独立起業する際にかなり役立ちます。

おススメしたいスキル・資格

日商簿記(初級~1級)

簿記とは、企業内での生産や販売、人事管理という経営活動を数値でデータ化したり、経営状態を把握し次の事業戦略を練るために不可欠な知識。
資格は1級~3級、初級までの4段階に分かれるが、3級から挑戦するのが一般的。
ちなみに1級は税理士の受験資格の一つにもなっており、公認会計士や中小企業診断士などへの第一歩としても位置づけられている。

キル・資格名 日商簿記(初級,3級、2級、1級)  
※日本商工会議所の検定試験 
学習形態 スクール、通信講座
期間 2か月~ ※級によって異なる
費用相場 10,000~  ※級によって異なる

日商簿記検定に関するスクール、通信講座など具体的に詳しい情報が知りたい方は、こちら「資格・講座の検索サイト Blush Up 簿記資格紹介ページ 」を是非、ご覧ください。

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