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連休は自分のキャリアを見直す機会

連休中に情報収集が多い

今年のGWは暦通り以外に4月30日を休日にした7連休、5月6、7日を休日にした9連休の会社もあるようで長期の休暇をとられている方が多いと思います。一方で緊急事態宣言が発された都府県では自粛要請もあり、せっかくの休暇なのに外出を控えステイホームの方も多いと思います。

人材の業界では昔から、『連休明けに人が動き出す』と言われ、連休中に就職に関する情報を調べる人が多いと言われていました。
年末年始明けや夏季休暇明けに求人応募が増えるのは、賞与を貰ってからの退社や帰省などで家族での話し合いが持たれる機会などが一つのタイミングと言われ、またGW明けに新卒入社組(既卒者)が動くのは、入社前と入社してみて感じるイメージギャップが要因とも言われていました。
現在は、新型コロナウィルスの影響もあり、影響を受けた業界の倒産や休業、あるいは早期希望退職者募集というリストラ策などで常時求職者がいる状態ですが、いずれにしても連休中は、転職、再就職などを考えている場合、以降の就活のための情報収集期間に当てる人は多いのではと思います。
ハローワークなどの機関は暦通りに休館となっていますが、就職情報関係のインターネットサイトなどはいつでも情報を検索できるので、家に居ながら色々な情報を集められます。
さらに応募先企業の選定以外にも、履歴書や職務経歴書の作成、写真の撮影など普段なかなかできないことも、連休であればじっくり準備できます。
休み明けに即応募とは行かないまでも、どこにどのような求人があるのか、どのような資格、条件なのかなどを色々と調べ、求人マーケットの現状を大まかに把握するだけでも十分その後の就活に役立つと思います。

自分と仕事、キャリアを見つめ直す

具体的に転職を考えていない方にとっても、連休などの期間は自分と仕事について色々と見つめ直す機会になります。
倒産や事業縮小、リストラなど直接的に影響を受けた方でなくとも、これからの自分の仕事、キャリアを考える良い機会になるのです。

例えば今の仕事に関しては、
◇ 現在所属する業界、会社、商品やサービスは世の中の動き、新しい生活様式、デジタル化社会に向けてこれからどうなるのか?
◇ 部署、部門、人員構成など組織体制は変わっていくか、変わらないままか?
◇ 三年後、五年後、十年後に、現在の仕事は残るか変わるか?
◇ その時自分は現在の会社のどこで何をしているか?

自分自身のキャリアについては
■ 現在の知識、スキルは将来も役立つものなのか?
■ プラスアルファ何を習得すればより幅広い仕事ができそうか?
■ この方向(仕事内容、職種)で先々も行くのか?
■ それら(仕事、職種、知識、スキル)の世の中の市場価値は変わるか変わらないか?
■ 今の会社を辞めたら自分はどのくらいの評価(キャリア、報酬)なのか?
■ 副業、起業など自分がやったら何ができるだろうか

そして自分の人生について
〇 人生100年、70代現役の世あって、自分は何をしていくのか?
〇 どこで働くのか、暮らすのか?
〇 自分にとっての充実した暮らしとは

先が見えず、会社も明日はどうなるか見えない世の中において、自分のこの先のキャリア、仕事、生活をどうしていきたいのか
連休などは、じぶんのこれからを漠然とでも、具体的にでも考える機会です。

「休みぐらいは仕事のことは忘れたい!」
気持ちはわかりますが、休みに色々と考えた人が前に進んでいるのも事実です。

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