フランチャイズによる開業とは
これからの時代の転職、キャリアチェンジに関してはこれまで
⑴同じ職種での転職に関して課題について
「同じ職種で転職は意外に難しい / 求められるキャリアチェンジ」
⑵違う職種に転職する場合のポイント
「違う職種に転職 / 求められるキャリアチェンジ」
⑶全くの未経験の業界、職種の転職の考え方
「未経験の業界、業種、職種への転職、キャリアチェンジ」
⑷会社勤め、雇用される側から独立開業について
「脱サラ・転身・開業・新たな仕事との出会い」
の順にご紹介しましたが、最後の独立開業に関心はあるものの、「やりたいことが漠然としている」「経営と言われると二の足を踏む」「独立資金もさほどない」など、色々と悩んでいる方も多いと思います。
そんなに方へお勧めしたいのが『フランチャイズによる開業』です。
フランチャイズに加盟する人・法人(フランチャイジー)が、フランチャイズ本部(フランチャイザー)から
ブランドやサービスや商品を使う権利をもらい、その対価をフランチャイズ本部に支払うという仕組みです。
加盟店のオーナーには「元会社員」が圧倒的に多く、脱サラして進む道の定番の一つと言って良いかもしれません。
フランチャイズと言えば、コンビニオーナーの苦労の話などネガティブなイメージを持たれる方も多いと思いますが、実際には何店舗も拡大し成功しているオーナーも多くいますし、本当に苦労ばかりなら何十万店もコンビニは存在しないでしょう。
コンビニ以外にも様々な業種でフランチャイズビジネスは展開されています。
駅や商店街をちょっと歩くだけでもフランチャイズビジネスが至る所にあります。業種も居酒屋、ラーメン屋、ピザチェーンに代表される飲食業、理美容や整体、リフォーム、家事代行からクリーニングやコインランドリー、学習塾や各種教室など多岐にわたり、有名な大手企業が多く採用しているビジネスです。
駅に良くある靴修理、鍵スペアはもとより、カフェ、タコ焼き屋、蕎麦屋、不動産屋など有名チェーンは実は直営店ではなく別に加盟店オーナーがいるフランチャイズが多いのです。
事業形態も、家土地を利用しての開業から、企業の事務所、営業所で代理店として勤務や、さらには自宅で出来る仕事など様々です。
フランチャイズ開業のメリット
フランチャイズでビジネスするのにはいくつかメリットがあります。
- 経営を学べる
店舗経営にしても、代理店経営にしても、フランチャイズ開業を通して様々な経営を学べるメリットがあります。契約を結んだ加盟者は、準備から開業、そして日々の運営に至るまで本部から数多くのノウハウのサポートを受けられます。
サポート内容は、本部が『成功店』をモデルケースとして作成したものが多いので、短期間で開業、成果を出せるサポートなのです。
事前の研修を行っていたり、開業後も継続的に経営アドバイスや事業拡張の提案など様々なサポートをしてくれます。 - ブランドの活用
当然ですが、フランチャイズに加盟すると、店舗の場合商品だけでなく内装や看板、店舗以外でも様々なツールを活用することができます。名刺一つとっても大手のブランドロゴが入るだけで信用がぐんと増します。 - 資金、申請面のサポート
資金不要で開業できる制度を設けている企業もあります。
また資金調達の為のサポートや、自治体、行政への申請業務などを代行してくれたり、会計士、税理士などの専門家を紹介してくれるところもあります。もちろん面倒な税務業務、保険関係業務をアドバイスしたり、代行してくれるところもあります。
まずは情報収集が大事
このようにフランチャイズによる開業にメリットがある反面、制度やサポートが十分でない企業、何らかの事情で加盟店オーナーが次々に辞めていく企業もあるようです。
まずは情報収集し、どんなビジネスなのか、マーケットや本部の経営方針、加盟店の数などを見てみることです。資料請求はネットで調べて簡単にできるので、興味があればまで資料を請求し、いくつか見比べることです。
参照:参考サイト アントレ フランチャイズの窓口
さらに説明会やセミナーに参加することもおススメです。
事業内容や加盟条件はもとより、実際に本部の人と会い、どんな人たちなのかを判断したり、成功加盟店の事例や話を聞くのも参考になります。個人相談があれば、疑問に思ったことを聞いたり、実際に自分の現状を話し相談したりもできます。加盟店向け説明会は多くの企業が開催しており、興味のある人は何社も回るようです。
自分ならやれそうな業種。資金など条件が合いそうな会社。みつかるまで十分に時間をかけ検討することが重要です。
独立開業を考えているが、何をやればいいのか迷っている方。
大手のブランドを活用したフランチャイズビジネスも検討してみてはいかがでしょうか。
