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採用エージェントを活用した転職活動について

新型コロナウィルスの影響で業績不振の企業が続出しており、これからどれほどの事業計画、人員体制の見直しが行われるか想像もできませんが、間違いなく早期希望退職者の募集は増加傾向にあり、中高年サラリーマンにとっては不安は一層高まることでしょう。
昨年から中高年層の転職市場は増加していますが、今後はさらに活発になってくると思われます。
現に水面下で転職活動を行っている中高年の数は増えており、先を見越した行動をとっています。

大手企業が早期退職者募集の発表と共に動き出すのが採用エージェント(人材紹介会社)です。
企業は本人に対し、採用エージェントとの面接を推奨し、転職に繋げていく流れです。

採用エージェントは上手く使う

ご存知のように、現在中高年の転職は難しいと言われ、何十社応募しても面接までいかず、半年、一年と活動されている方もいます。
希望する仕事内容や報酬、待遇などと、実際に企業が求める人材とのマッチングが上手くいかないこともありますが、まず年齢的なもの条件的なもので跳ねられるケースが多いようです。

その点でエージェントが介在すると、年齢的なものよりこれまでのキャリア、スキル、経験など上手くPRしてくれるので、面接に至る確率が高まります。推薦してくれる形になる訳です。
しかも採用エージェントは転職後の成功報酬型のビジネスなので、転職活動のアドバイスや支援は全て無料ですから、活用しない手はないと思います。
転職希望先のリクエストを聞いての応募先の選別、自己のキャリアの棚卸しや職務経歴書の書き方指導、模擬面接をやってくれる会社もあります。
現在働いている方でも、先々に転職を考えているのであれば、実際の転職活動の話を聞くだけでもきっと参考になるはずです。

採用エージェントを活用する際に気をつけたい点

一方で、採用エージェントを活用する際に気をつけておきたい点があります。

【意識のズレ】

当然ですが、企業を紹介された転職者本人は「この会社は自分に興味を持ってくれている」と言う気持ちになり、
紹介者を受ける側の企業は、「この転職希望者は自社に興味を持ってくれている」と言う意識になります。
ある種の誤解があり、型通りの面接で合意しても、お互いがのギャップを抱えたままになり噛み合わないのです。
結果的に両者とも「こんなはずじゃなかった」と言うことになります。
エージェントがそのことを事前によく理解し、両者をうまく説得していることが重要になります。

【理解不足】

エージェントが、その会社をどこまで理解しているか。またその応募者をどこまで理解しているかで結果は全く異なります。
募集する会社には職種やキャリア、スキルや条件だけでなく、経営理念やポリシー、社風、カルチャーを大事にしているところも多いです。
一方で、キャリアの棚卸しや職務経歴書、面接などある程度マニュアル化された中で、その応募者自身の事をどこまで理解しているか。エージェントが両者のことをどこまで理解しているかがマッチングのキーとなるのです。
企業側が「エージェントから当社についてどういうふうに聞かれていますか?」に対し
「詳しいことは会社で聞いてくださいと言われてきました」と答える方が多いと言われています。
このような理解不足では良い採用になる訳がありません。

【親身になって寄り添う】

採用エージェントにも大手、中小と規模があります。
確かに大手のエージェントは、扱う件数が多いので実績もあることでしょう。
採用に結び付けることが売上になるので、数をこなす、マニュアルベースで淡々と流していくと言う会社もあるようです。
またエージェントの都合で希望していない企業ばかり勧められる場合もあるようです。

転職は、その人の人生を大きく変える一大エポックです。
その人にとって本当にイイ転職になるのかどうか。
採用エージェントを活用するときは、親身になって寄り添ってくれるかどうか、そこが一番重要だと考えます。

当機構(COPO)では、転職希望者の方に、最適な転職エージェントをご紹介しています。
詳しくはお問い合わせください。(編集部)

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