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転職経験を活かす キャリアコンサルタント

ますます求めらるキャリアコンサルティング

現在、終身雇用、年功序列型人事、労働組合など古くからの日本型経営の三種の神器が徐々に無くなり、ジョブ型雇用、副業解禁などに加え、コロナ禍におけるリモートワーク、地方移住、そして大量の希望退職者募集など一社就業型のモデルは大きく変わりつつあります。
自身の専門性、仕事内容、そして働き方など個人のキャリアを自分でどう考えていくかが問われる時代になっています。
その際に、求められるのがキャリアコンサルタントと言う存在です。

キャリアコンサルタントとは、その名の通りキャリアコンサルティングを行う専門家。
働く個人の職業の選択、職業生活設計又は職業能力の開発及び向上に関する相談に応じ、助言及び指導を行う専門家です。
具体的には相談者(個人)の適性や能力、関心などに気づきを与え、自己理解を深めるとともに、社会や企業にある仕事について理解を促し、自身に合った仕事を主体的に選択できるようになることまでアドバイスしていきます。相談者に寄り添い将来への展望を一緒に考えて助言を行う役割なので、これからの混迷の時代にはますます求められる仕事と言えるでしょう。
平成28年4月より国家資格になったのは、そのような背景があるからかもしれません。

相談者の多くが、ある程度の社会経験を持ち、転職や起業、自身のキャリア開発、キャリアチェンジなど様々な悩みを抱えています。そのような相談者に寄り添い、信頼を得る為には、頭で学んだ知識に加え、実感値ある面談を行う必要があり、キャリアコンサルタントの方には、実際に自身が就職や転職の挫折や失敗、リストラを経験している人や、悩みを抱えつつ乗り越えてきた経験を持つ人も多く、過去の経験からアドバイスを送り信頼に結びつけています。
このサイトでご紹介した川崎市総合就職サポート事業 川崎市しごと応援事業 総括責任者の藤田恒夫さんも、企業の人事部門で長年社員のキャリア面談を経験されてからのキャリアコンサルタントへの転身です。
※会社員からキャリアコンサルタントへ
今現在、人に興味を持ち、人の役に立つ仕事がしたい考え、尚且つ自身がキャリアチェンジを考えている方にお勧めの資格かもしれません。

活躍の場としては、ハローワークやジョブカフェ、職業訓練校などの就職を斡旋場所や、新卒者向けの大学・大学院・専門学校のなどの教育施設、企業内と様々で、専業ではなく副業で、派遣やパートとしてキャリアコンサルタントをやっている方も多いようです。

学科試験と実技試験

キャリアコンサルタント国家資格は学科試験と実技試験があります。
両方に合格し、キャリアコンサルタント名簿に登録することにより初めてキャリアコンサルタントとして活動できます。
学科試験は、特定非営利活動法人キャリアコンサルティング協議会と共同で、同一日に共通問題で行います。
その他、キャリアコンサルタントは5年ごとに更新を行い、最新の知識・技能を身につける必要があります。
キャリアコンサルタント国家資格の試験内容に関してこちら
特定非営利活動法人キャリアコンサルティング協議会

また短期間で学べるスクールや通信講座もあり、働きかながら資格を取れます。
講習内容とスクール情報はこちらを参考にしてください。
キャリアコンサルタントとは?活躍の場や国家資格について解説(Blush Up 学び)