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カウンセリング事例~上手くいかない原因に気づき、自分に合った働き方を選択するまで(第2回)

神奈川県Tさん 52歳 大手不動産 → 転職活動
カウンセリングを受け、自分自身が「今後の人生や仕事を有意義にするために」「自分で自分を認めるために」仕事を選びたい、よい転職をしたいと思うようになったTさん。いざ転職活動となった時に別の要因が持ち上がりました。

第1回はこちら

以前のような働き方は辞めたい(2回目の相談)

数か月後、Tさんがいよいよ就職活動をする段階になって、2回目の相談を行いました。
1回目の相談で、自分の悩みの根本的な問題が幼いころからの成育歴に要因があったことが分かったものの、自分にとって望ましい解決の方向性についてはまだ模索中でした。

Tさん「結局、前職と同業種への転職をえらびました。前回の相談後、前職の後輩に誘われました。
不動産販売業時代の後輩です。独立して、とにかく売り上げ=実績を上げたいので、手伝ってくれと強く誘われました。
社員には、若い営業が多いのですが、手本となってバリバリ売るモデルケースというものを見せてやりたいということでした。
もちろん、はじめは遠慮しました。不動産の営業には、もう、年を取っていますし、何より相談で気づいたように、もう、そういう、誰かに認められるために働くというのは辞めたいからです。
多分、同じ業種に戻ったら、自分はまたやってしまいます。それは嫌なのです。」

またやってしまうとは、どういうことですか?

Tさん「一番になるまで、強迫的に働いてしまうと思います。周囲にも相当攻撃的になると思います。」

そうするとどうなるのですか?

Tさん「実は、前職の退職理由は、誰にも言っていないのですが。精神の病気を患ってしまって。病気は『統合失調症』と診断されました。」

ストレスには弱いですね。

Tさん「はい、ストレスがかかる働き方はドクターストップもかかっています。」

それなのに、また前職に戻るのですか?

Tさん「矛盾していますね。ただ現実的にそろそろ働かないと、生活もなりたたくなりますし。病名は隠して就職しようと思います。」

後輩の頼みは断れないというのも、「誰かに認められるために働く」ということではないのですか?

Tさん「そこが悩ましい。。。ただ、決めて、返事をしてしまいました。ポジションも、相談役のようなもので良いということだったので受けました。」

では、そこにとりあえずは行くとして、どのような働き方をしたいか考えてみましょう

Tさん「以前の働き方は嫌です。」

ということは? 一番を目指さない、と言うことですか?

Tさん「あくまで若手のコーチ役、アドバイス役に徹してみようと思います。ノルマにはこだわらず。残業もしません。」

それで後輩の方は納得するでしょうか?

Tさん「しないと思います、ただし、約束は相談役なので、分を超えないことを目標にしたいと思います。」

ということは、あなた自身、新しい働き方にチャレンジしてみるということですか?

Tさん「そうなりますね。今までやってきた業種で、初めて違ったやり方を試みることになりそうです。うまくいかなければ・・・そこまで、と、今度こそあきらめられるかな…。」

最終回に続く